南原の観光が前夜出来たので、少し足をのばして、淳昌へ行くことに・・・
韓国では最も有名なコチュジャンやテンジャンの産地だ。南原からは30~40分の距離だ。 一般道なので、山道は結構曲がりくねってて、ちょっと気持ち悪くなった。早朝の起床で 朝から何も食べていなかったのに^^;途中の農協とかのある少し賑やかな場所を過ぎて まだかなぁ?と運転手さんにバスターミナルは?と尋ねると、次ですと教えてくださった女性。 娘さんと一緒に、その農協のある場所から乗ってこられたのだけど、なんと日本人だった! こんな地方の町では日本人は珍しいでしょうね~!と言ったら、「40人います」とあっさり・・・ へぇ~!そんなにいるんだ~!と思いつつ、心の中でもしかしたら。。。とチラッと思った私・・ バスターミナルで、荷物を預けようと思ったけど、そんな場所はありませんと言われ、仕方なく 荷物を持ったままタクシーでコチュジャン村へ・・・実はこの淳昌は潭陽にあるメタセコイヤの 並木道の終点♪だから前々日に行った潭陽から、グルッと全羅道を回った感じになる^^; コチュジャン村の案内図。 だだっ広い駐車場から入口方向を見ると、後ろにある山が面白い形だ。 アーチに近づくと、その山がスッポリ入った!だからこの位置に作ったのね^^ 峨嵋山(아미산)という名前の山だそうだ。韓屋が並ぶ光景は素敵だ。 この時点でまだ8時過ぎ。。。荷物を置いて食事できる場所を探したが、開いているお店で 訊いても、道を越えたところに食堂があるとしか教えてくれず、村の中には食事処は なさそうだった。そんな中、にこやかに招き入れてくださったのがこちら・・・ 하늘마음「空の気持ち」空の気持ちで作りましたという垂れ幕と共に、数々のTV出演時の 写真があった。後で調べたら>2007年に大韓民国優秀特産品大賞を受賞したお店だった! 試食コーナー。中身の説明を聞いていたけど、韓国語の名前がわからないものが多くて アンチョコの日本語表記(かなり使い込んだ感じ^^;)を出して見せてくださった。 どれも美味しかったけど、旅が続くことを考えて、サムジャンと3袋1万ウォンのクッキーを 購入。シッケもご馳走になり、それがとっても美味しくて感激!荷物も預かって頂いた。 9時になれば、道の向こう側にあるコチュジャン博物館が開くので、後で寄ってみてねと^^ お世話になったご夫妻。傍にあるコチュジャン、テンジャンの置き場に案内され、i phoneは 持ってませんか?とおっしゃるご主人。tちゃんが持っていたので渡すと・・・ 撮影スポットがあるらしく、ここに立ってと瓶の間、奥に吊るしてあるテンジャンのメジュの下、 左側にある鏡の前に立って、二人で頭の上に♡を作ると、鏡に映ってダブルの画像に・・・ 後でtちゃんがg mailで送ってくれたので、そういう意味で簡単だから携帯でということ だったのだろうね^^PCも使いこなして、メカに強いご主人だった。 入口にあるのはコチュジャンのメジュ。日本語なら味噌だまね^^このメジュを買って 帰って、自分なりのテンジャン、コチュジャンを作ることもできるのかな? 通りの先には峨嵋山。裏山って感じでこの村とは一体化してるね^^朝ご飯抜きだったので お腹が空いて、途中にあったベンチに座って、買ったばかりのクッキーを・・・素朴で 美味しかった^^ようやく少し満たされて、散策開始♪ 名人伝統コチュジャン。ここも門構えからして立派! そのお店の脇にも、道の先のお店にも、TVで取り上げられた写真がいっぱい! どのお店も趣があって素敵だった。 お土産用の専用のお店もあり、覗いてみたけど、大韓航空で買った焼きコチュジャンの チューブ入はなかった^^;あれは特別注文で工場生産なんだろうね・・・ このお店も有名そうなので、一応パチリ♪散策が終わり、ハヌルさんに戻ったら、ご主人が 日本語のHPを見せてあげると・・・出されたページはなんと、旅行サイトの紹介記事だった! 先に読んでいけばよかったなぁ・・・時間があったら。。。で寄ろうと思ってたので、帰国して ちゃんと読んだら、回った先の多くが記事に載っていた^^;荷物を受け取り・・・ アーチの左側(右側はテンジャン)のコチュジャン人形。瓶には「素晴らしい淳昌」の文字♪ 駐車場の先のバス停で淳昌バスターミナルへ戻るバスの時間を確かめて、博物館へ。 淳昌醤類博物館。まだ新しくて綺麗な建物だった。この建物の左側に食堂が一軒あった。 見学をスタートしてすぐの左側の棚。マスコットの人形が可愛い^^右側には・・・ このおばあさん。近づくとコチュジャンやテンジャンの昔話を語り始めた。 世界の多様な唐辛子。朝鮮ではその昔、コチュはなくて、日本から伝わったというのが 一般的(倭辛子と呼ばれた)だけど、伝わった当時は悪い植物(毒)だと思われ、栽培も 禁止だったみたい・・その後栽培されるようになり、今では日本よりも使われてるよね♪ キャラクターがどれも可愛い^^ 昔のテンジャン、コチュジャンの作り方、貯蔵法。ここも可愛く作ってあった。 日本の農家もちょっと似てるけど、頭上にあるメジュは独特よね~^^ こちらは壺や器などの道具類。 語り部のハルモニの後ろに見えてた赤い物体は、なんと子供用に作られた巨大なコチュ! よかったらお召しになって宮廷ごっこでも。。。『太陽を抱く月』でも出てきた屏風だよね♪ 博物館を後にしてバス停に戻ったけれど、待てども待てどもバスは来ない・・・とっくに 時間は過ぎて、バスターミナルで乗ろうとしているバスの時間も迫ってくるし・・・困った! 30分位は待ったか?一台のタクシー(それまでタクシーも来ないって、どんだけ~!)が やってきたので、思わず手を挙げた私・・・だけど、タクシーはバス停の外側の道路を 行き過ぎて。。。しかもお客さん乗っけてたし・・・で諦めたら、なんと10数メートル先で 停車!若い男の子二人が降りてくるし!で、思わず駆け出す私達^^;停車の仕方からも 元々そこで降りる予定じゃなかったけど、ここ何の施設?面白そうだから寄ってくか?の ノリだったような・・・ともかく、それで助かった私達。。。韓国の地方周りで一番のネックは 帰りの足だ。シルルクサで懲りてた筈なのに、博物館でコールタクシーを呼んで貰えば よかったと思ったけど、後の祭り・・・運転手さん曰く、あそこで待っててもバスはずっと 来ませんよ・・・って。。。なら、なんで時刻表があるのよ、、、、それはないじゃん! どうも、少し行った先のバス停には幹線道路のバスが停るらしい。この施設は幹線道路から 枝分かれした道路なので、降りるお客がいないと迂回しないんだろう。ケンチャナ韓国だ! この日、最終目的地は茂朱だった。南原からバスで行けるのだけど、光州発のそのバスが ここも経由してればいいな。。。と思ったけど、経由してはいなかったため、もう一度南原へ 戻ることに。。。チケットを買い、ターミナルのトイレへ行った帰りにパチリ♪ あちこちのバスターミナルを利用したけど、なんとものんびりした田舎町のターミナルだ。 井邑方面とあるけれど、一日目に行った扶安と高敞の間辺りにある町。グルッと回った 感じがまた伝わって来た。行きと同じ経路でまた南原へ戻った。南原から茂朱行きのバスは 時間を調べてあったが、光州発で一日9便、その時間帯は2時間ほどバスがなかった・・・ 仕方なく、南原で観光と昼食をとることにして。。。チケット売り場にて地図をゲット♪ バスターミナルから往復1時間程度で行ける場所を考えながら見ていると、tちゃんが、 ここは?と言うので見たら、南原郷校。朝鮮時代の大きな街には大抵、学校=郷校がある。 今まで慶州郷校と全州郷校には行ったし、潭陽の郷校も1日目に行った竹緑苑の中にあった。 地図がイラストなので、こっち方面に行けばいいよね~と適当に歩き出した。 ターミナルのすぐ先の市場。この間を抜けてずんずんと進んだ。途中で行き止まりになり、 右折して大通りへ。どこだ?と思い、タクシーのたくさん停っている場所で訊くと、向こうの あの建物の下あたりだと・・・教えられた所まで結構あって、地図で見たより遠いし、暑い。。。 最後に小道から出てきた女の子に尋ねると、この道を行けばありますと・・・道の名前も そのまんまの郷校キル^^;ほぼ突き当たりにあった! 立派な高楼の右横の門の上に南原郷校の文字があった。中に入ってみよう♪ 南原郷校案内図。 『成均館スキャンダル』でもお馴染みの明倫堂(講義室)。日本で明倫堂と言えば藩校の ことで、漢字語はやはりほぼ同じ意味で使われてるのね・・・ 裏から見た高楼。明倫堂とは回廊で繋がっていた。 丁度お昼時で、東斎では地元の方々が集まっていらした。 奥側にある門。ここ、安東の屏山書院の奥側の門と似ている^^;工事中の場所もあり。 この銀杏と建物なんかは、全州郷校を思い出した。コロが登っていた木はもっと大きいが。 南原郷校を後にして戻る途中・・・ 時間があれば寄ろうと思っていた「万人義村」時間がなさそうなので、案内の石碑だけ^^; 広寒楼苑の前の大きな川とは違うけど、こちらの광치천も市民の憩い?来た道沿いに パリバケットがあったので買おうか?とか思ってたけど、行きに道を訊いた運転手さんが たくさんいる場所まで戻ってお礼を言ったら疲れてしまい、そこから基本料金だと思ったけど お願いしてターミナルまで乗ってしまった^^; バスターミナル内の食堂でお昼ご飯。向こう側ウドン、手前カルグクスって、麺が手前が ソーメンなだけで同じだった^^;これって、自宅でも作れそうよね^^ キウイの生ジュースをテイクアウトしてバスに乗り込んだ・・・先ほどの광치천まで大通りを 北上し、そこから右折。KBSの南原放送局とかも見えた。この光州発のバス、全羅北道の あちこちのバスターミナルに停りながら移動するんだけど、なんとまぁローカルなバスで ソウルから茂朱の直行バスと、同じ全羅道にある光州から茂朱までがほぼ同じ3時間半! 南原からも2時間以上かかり・・・茂朱は遠かった・・・
by andegenni
| 2012-09-22 15:48
| 2012.6 全羅道一周
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Comments(6)
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のん☆
at 2012-09-27 09:45
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안녕^^
コチュジャン村、キャラクター可愛いですねぇ>< 博物館も、綺麗で、可愛らしくて、楽しく理解出来そうですね^^ しかし、本当に良く歩く。。。 バスやタクシーも駆使して、行きたい所、何処へでも行けてしまうのが、本当に凄いです^^;; 生キウイジュース、韓国では定番ですね^^ 美味しいけど、ストローに詰まって飲みにくかった記憶があります^^;; また、何の心配もなく旅行できるようになって欲しいですね^^
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andegenni at 2012-09-27 23:38
のんちゃん、안녕♪
一緒に旅したtちゃんが上京したので、会って食事してきました。 今の情勢では観光地はともかく、私達が行ってきたような旅はちと怖いので 4月6月と2回にわたってあちこち回れてよかったねぇ。。。と話しました。 思えば二人だけで誰にも出会わない山とか何度も登ったりしたので いい経験になりました。本当によく歩きましたよね^^; またいつか、気がかりなく旅できる日が来ればいいと思います。 生キウィジュース、実はペーストのボトルが定番であるのですけど、この時は 本当の生だったのか?種が結構あってドロドロしてました^^; 私は好きなので、スムージーもよく飲みます^^
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つき
at 2012-10-10 21:13
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まゆみさん、アンニョン^^
記事UPから、ずいぶんな日にちが経ってしまってますが・・・。 足跡だけは残そうと思って・・・・・・。 淳昌、コチュジャンやテンジャンの産地なんですね。 よく見る風景です。 2時間の待ち時間があるからって、すぐに行動に移しちゃうのは まゆみさんならでは・・・・。私なら、どこか涼しいところで コピでも飲んで一休み時間になっちゃうのが落ちだわーー;;;; 地方周りでも、平気で歩けるのは裏山~~~~です。 次はいつ訪韓出来るかわからないけど また、心おきなく回れる日がくるといいですね。 あっ!キウイジュース、まだ飲んだ事ありませんが 是非1度は口につけてみたいです。 果物制限がありますので・・・・ひとくち。。。。。ねっ。。。。。
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poso_siroyo at 2012-10-11 02:19
こんばんは!淳昌行かれたんですね?!
私も数回行きました。バスターミナルのローカルさがいいですよね!? コチュジャンマウルは良いですよね!画像にあったムン・ジョンヒ ハルモニ コチュジャンってお店は良い方ですよ!!若社長さんは顔馴染になって、毎回サービスしてもらって、帰りはターミナルまで車で送ってもらいました。良いお店ですよ。日本から来たと知るとサービスしてくれるはずです。 博物館面白いですよね!こちらのブログは画像がたくさんあって行ったときのことを思い出します。 こちらのブログはとても素晴らしく、扶安と高敞など私が行ったところが多く出ててとても共感できます。高敞の支石墓の博物館の案内には韓国の方に嫁いだ日本人の方が働いてますよ! またちょくちょくお邪魔しに来ます。素晴らしい画像とお話し楽しみにしています。
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andegenni at 2012-10-11 11:04
つきちゃん、안녕♪
プチおひさです^^ スーパーとかで売ってるコチュジャンも、生産地が淳昌ってこと、多いです。 コチュジャン村の全体図でもわかると思うけど、伝統韓屋の一画の他に工場も 隣接しているようでした。味見して買えるから、好みの味が手に入っていいよね^^ 地方で困るのは交通の便です。数時間バスがないってこともあるので・・・ この時は2時間待ち・・・さてどうしよう?で、ソウルならどこにでもあるような チェーンの喫茶店も辺りにはなくて、せっかくやってきた地方ならやはり観光でした^^ 梅雨は1週間遅れたせいで雨には会わず、ラッキーでしたが、暑い(>_<) キウィは、私は大好きなのでよく頼みますけど、種が多かったせいか 名前の同じtちゃんは残してました^^;生のキウィをミキサーにかけただけなので 月ちゃんも自宅で作ってみてね~^^
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andegenni at 2012-10-11 11:12
poso_siroyoさん、コメントありがとうございます^^
素敵な食べ歩きのブログをやってらしゃるようなので、これからお邪魔させて いただきますね~^^さすが、食べ歩きの方、淳昌も何度も行かれてるんですね^^ 扶安、高敞へも行かれたのですね~!支石墓のことも知っていましたが、 この時は先を急いだため、パスしました。邑城の観光案内所同様、そちらにも 日本の方がいらっしゃるのですね^^全羅道はあちこちの観光案内所に 日本人の方がいらして、びっくりしましたが、ほんと、助かりました。 もしかして、お名前から>キノコがお嫌いなのですか?笑) つたないブログですけど、よかったらまたお越しくださいませ(^O^)
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