もうそろそろ 부황사『芬皇寺』近くの筈・・・・・・見渡すけれどよくわからず、
農作業中のアジョッシに訊くと・・・説明されて着いたのは。。。 なんと 황룡사지『皇龍寺址』それも、車のわだちでデコボコした農道を自転車で ヨロヨロと!着くと、門が閉まってて(後で脇から入れるのを知った)グルッと 敷地の右へ行くとなんとか自転車で進める道を発見!ただただ、だだっ広い・・・ 自転車で進める際近くまで行くと、低い石塀に腰掛けてる女性が一人。 事前の資料では、自転車で芬皇寺側からこの中を突っ切ってのルートが書いてあって 本当に通れるのか?と彼女も自転車だったので尋ねてみようと・・・ 韓国語で話しかけたら、地図の中の漢字を見つけて私が日本人だとわかって^^; 彼女も日本人、それもペ・ヨンジュンの熱烈なペンだった!笑) ちょうど、お昼ごはんを食べていらしたのに、お互いに挨拶^^ 私は善徳女王の史跡(ここは真興王が着手した寺跡だけど)を追って来たと言うと、 彼女は本を取り出し、これの撮影地だからわざわざここを見に来たと。。。 この『皇龍寺』は新羅の最大、最古のお寺跡。24代真興王の時代、ここに 城を建てようとしたのに、その場所から皇龍が現れたため、護国の願いを込めて お寺を建てたと。総面積約2万坪で、完成するまで4代の王にまたがっている。 話をしていたら遠くにセマウルの姿が!彼女も私も話を中断して写す^^ 私が乗ったのと反対向きでこの時、仏国寺駅~慶州駅の間を走っている状態だ。 まずは当初の目的を果たそう。645年に善徳女王が建てた、かつて新羅三宝と 讃えられた高さ80mの壮大な九層木塔の巨大な礎石だけが残っている。 1238年に蒙古軍の侵攻によって焼失したが現存していれば世界でも類を見ない 木造建築物になっていただろうと。。。あちこちに遺跡と思われる石がゴロゴロ。 昨年9月にソウルで、創刊されたばかりのこの本を購入したにもかかわらず、 表紙と裏表紙を飾るその場所がここだとは知らずに訪れた私・・・ だ~れもいないこのだだっ広い場所に一人でいた彼女は、まさか、話の通じる 日本人にここで会えるとはと^^しかも良く見たら、「4月の雪」のスタッフ ジャンパーを着ていらっしゃったし。彼と同じ場所に立った彼女を写してあげた。 彼と同じジャンパーの後ろ姿^^一人では写せなかった写真が手に入り、彼女も 喜んでいたし、私も知らないまま帰って後で後悔する所だったから嬉しい出会い だった。彼女、ものすごい人で、ハナヨ(本の題を略してハナヨと呼ぶらしい)を 辿る旅をしていらっしゃる。かなりの期間、韓国に滞在することになっているらしく、 後にブログにお邪魔したら、あちこち行かれていた。深夜バスでまだ暗いうちに 慶州に着いたとか・・・出会った時、すでに仏国寺、石窯庵は行って来たと言うので 驚き!どれだけ朝早くから活動してるのか?笑) 帰国して、本を調べたら、この樹も写真集に出ていた。今もなお鳥の巣がある。 遠くに見える『芬皇寺』事前に調べたルートの道は確かに真ん中に一本あるが それに至る道が中断されているし、向こう側に抜けられるかどうかも? 仕方ないので、また農道を通って、遠回りして行くことに・・・ 道路から少し引っこんでいるので、さっきはわからなかった『芬皇寺』入口。 善徳女王3年目に建てられた寺。 入口を入るとすぐに鐘閣と木彫りの魚。 国宝の芬皇寺石塔。今は3層だけど、本来は7層か9層だったと推定されるとか。 北側の2匹は獅子、西側の2匹はオットセイで、それぞれ北方からの敵と、 海からの敵を防ぐために置かれているのだと。開いた穴の左右にある仁王像は 新羅時代の彫刻の傑作だと言われている。 一見、座りたくなるベンチもどき・・・実は芬皇寺に滞在した高僧元曉を奉った 碑の台座で、正式名称を「和諍国師碑趺」と言うらしい。座るなと書いてある^^; この八角形の井戸は「三龍変魚井」。3匹の龍が魚に変えられ、持ち去られたが 妻の願いで戻されたという伝説がある。新羅に限らず、古代は神話だらけだ。 時間がなくて行けなかったが、「善徳女王」で出て来た井戸は蘿井(ナジョン)。 傍に異常な精気が漂い白馬が躓いていて、村長がかけつけると白馬は嘶きを残して 天へ駆け上がり、そこには大きな卵が残されていて。。。割ってみると中から 眉目秀麗な男の子が生れて、この男の子、朴赫居世(パクヒョッキョセ)が 13歳になると、新羅の初代王になって国号を徐羅伐(ソラボル)と定めた。 今から2000年前、当時は古朝鮮から南下した人々が慶州周辺に住み始め、 山間に作った6つの村を六部と呼ぶそうだ。ドラマではミシルの弟が、科学的な 装置で、大仏を井戸付近から出没させたり、それを見破ったトンマン達も真似。 人々の信仰心を利用した形にしてあったけど、文字を読めない民にとって、 伝説は語り継がれてるから、また。。。。と思わせる効果よね^^; 井戸の後ろにある普光殿。中に金ぴかの薬師如来立像があったけど、これは 朝鮮時代に復元されたもの。 先程の農道、皇龍寺址に続く自動車道へ戻り・・・セマウルが通った踏切を越え、 月城路へ戻る。右へ行くと、アナプチ。そろそろお腹も空いて暑さも限界・・・ 情報サイトの地図が間違っていて、目指すお店は地図の場所にない・・・ 警備の警察の若い男性に訊くと・・・お店はこの先の交差点に集まってるから そこだろうと・・・また先へ戻ると、先程、『大陵苑』先から左折した場所の 交差点だった。グルッと一周したわけね^^;目指したお店。一人なので、 名物のホッパプ(野菜包みご飯)は二人分からだと言うので食べられない。 それなら一人でも食べられる野菜ビビンバで有名?なこのお店にしようかと・・・ この、野菜の量!右下にある金属製の入れ物のご飯を入れ、混ぜ混ぜ・・・ おいしかった!お腹もいっぱい!日本円で500円もしないなんていいのか? 壁に写真がいっぱいあって、知っている(^.^)もいっぱいだった!笑) 先程、前を通過した안압지雁鴨池アナプチへ。ここは月城(あるいは半月城)と 今は月城路を挟んでいるけれど、元々は三国統一を果たした後、宮城内に 造成した池。月城の東に位置し、当時は月池と呼ばれて、王族達の宴会や 貴賓の接待場所、王子が住む東宮でもあった。その後、廃れて、雁や鴨が 住む池・・・となり、アナプチと呼ばれるように・・・財物は池に放られ膨大な量で 国立博物館に独立したアナプチ館があるほどだ。現在は臨海殿と呼ばれた建物も 含め、復元されている。遠く離れているにもかかわらず、実はドラマ『宮』での 宮殿の前庭のシーンは、このアナプチが使われているらしい^^ 入水路。先程、踏切からここへ至る道に綺麗な川があった。そこから引かれて いるそうだ。これも発掘されて復元されたのだそうだ。 池は人工的に作られていて、どこから眺めても全部が見渡せない作りになっている。 蓮の葉が育っていたが、花の季節には、とても綺麗だろうなぁ・・・ 復元された臨海殿。夜にはライトアップされてとても綺麗だ。昨夜、見終わった 「家門の栄光」でもこの中の一つの建物に佇む二人の姿から、カメラがどんどん 引いていって、全景が夜景になるシーンがあってとても綺麗だった。 入口に一番近い建物には建物の模型が展示されている。建物を結ぶ回廊もあって 贅沢な離宮だったことが窺える。写真は巧く撮れなかったので、そこからの眺め。 さて、もう2時を回っている・・・急げ~!で自転車をこぐ。 3.8キロ?とかいう表示の看板もあって、遠いなぁ・・・ようやく入口に着く。 小さく『善徳女王陵』の表示。だけど、この先、どう登るん?丁度、道路からの 入り口の家からハラボジが出てこられ・・・道を訊くと、この先だと。。。 案内板はあるかどうかを訊くと、あるというお返事だったので、自転車を押して。。 もう一度、踏切(信号もないけど)を渡り、坂道を登ると『狼山』の表示が。 こんな陵もあり。。。 こんなお墓も・・・月城どうたら・・・と書いてあるなぁと、やはりここは 霊気のある山なのね。。と写真を撮りながら登っていると、 先程のハラボジが歩いて登ってこられた。記念に一枚。 そして、曲がり角を指差されるので曲がると、ここからは自転車は置いて行けと・・ ハハァ・・・坂だし、道が悪いからねと素直に従う。道幅は車一台がやっと通れる。 鍵をかけようとすると、そんなの必要ないと言われたが、自分のじゃないからと^^; 車の邪魔になるからと、自転車を土手に斜めに引っ張り上げる。言われた道を 歩き始めると、一緒について来て下さる。え?いいの? のどかな農道から、のどかな山道へ・・・案内版も一応あるが。。。 曲がりくねった年月を感じさせる松林の向こうに、見えて来た! ドラマ最終回、ユシンとアルチョンが参っていたトンマンのお墓とは違う、本物^^ ちゃんと、チェサ用のお供え台もあった。記念に?お墓の雑草を数本抜いてきた!笑) お墓の全景。帰り路、ハラボジといろいろお話。83歳になられると・・・ 少しだけ、日本語を覚えているとおっしゃって、聞くのはある程度わかるけど、 話すのは忘れたと・・・でも、お歳は「83歳」と日本語でお答えになった。 あ、最初に私の歳を訊かれたんだけどね^^;日本式?韓国式?と訊いたが、 龍だと。。。それなら、亡くなった父と同じお歳だ。行き帰り、結構な距離の道を、 一緒に歩き、足がお強いですねと褒めた私。暑いから、家に寄って、冷たいもの、 サイダーでも飲んで行きなさいと言われた。自転車を返す時間が5時までだし、 月曜は休館なので、どうしても今日、国立博物館へ行かなくてはならないことを お話して、丁寧にお断りしたら、それならもう行きなさいと、手で行きなさいと 何度も何度も・・・優しいハラボジだった。こんな出会いが一番嬉しい・・・ 今日はここまでね~♪
by andegenni
| 2010-05-27 15:11
| 2010.5 慶州
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Comments(12)
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marmm
at 2010-05-28 18:03
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素敵な出会いがいっぱいですね。
遥か昔の遺跡と、過去の歴史を思わせるハラボジと...。 写真と文章を見ながら、あぁ〜旅っていいなぁー...なんて、一緒に旅をしているような気分になりました。^^^^
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つき
at 2010-05-28 21:52
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広い野原に
礎石だけが残ってるのね。 それにしても、雄大な規模の野っぱらだわ~♪ 時間も、まったり過ぎていそう・・・・。 Joonペンに出会ったんだ。 今、例の本に載ってる場所を あちこち旅行する人が増えてるみたいね。 ハラボジといい、Joonペンといい いい出会いが出来てよかったね。 ハラボジと韓国語で会話できるまゆみさんが 羨ましいぞ・・・(勉強しろっってかぁ???) またまた、楽しませていただきました。
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すやまっち
at 2010-05-28 23:35
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あんにょ~ん^^
プヌァンサ・・・・発音難し~~^^; 本当に時が止まったような景色ばかりで ここを回ろうと思ったら一にも二にも体力のようだね そのJoonファンの方のように長く留まってあちこち行けたら どんなにいいか・・・ 秋の一面のコスモス畑もステキでしょうね^^
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andegenni at 2010-05-29 15:30
まあさん、안녕♪
この二つの出会いは偶然とはいえ、嬉しかったです・・・ 1500年近く前の遺跡やお墓なんて、日本ではなかなかお目にかかれません。 ハラボジ・・・そういう時代があったことを思い起こしますよね・・・ 安国駅で前に会ったハラボジは、忘れないようにと、日本人を見かけると 積極的に話しかけるんだとおっしゃってましたが^^; そういう経緯も考えると、こうして日本人の私に親切にしてくださった その心が更に嬉しいよね^^
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andegenni at 2010-05-29 15:35
つきちゃん、안녕♪
皇龍寺址は、歴史を知らずに訪れたら、単なる広大な原っぱです^^; ガッカリして、なんだ、ここは?と思う人もいるかと思うわ^^; ここで出会ったJoonペンさんは、何カ月もソウルにいるということで 拠点があって、時々、地方へ出かけていらっしゃいます。 私にも、そんななが~い時間が取れればねぇ・・・と羨ましかったわ^^; ハラボジとは基本韓国語で、時折、日本語まじりでした^^
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andegenni at 2010-05-29 15:40
すやまっち、안녕♪
よお君ちで見た時、線路脇の広大な場所でお花と一緒に子供たちがと いう写真があったよね^^ともかく、あちこち広大で、この時は 菜の花が終わりかけでした。コスモス時も綺麗だろうね^^ いつも短い時間しか行けないから、なが~く滞在出来る人が羨ましいね^^ 今回は、どこもかしこも体力勝負しちゃったわ^^;それもこれも ゆっくりひと所にいられないからだしね^^;あ、時間があっても 私の性格では、あちこち回っちゃうかも。。。だけどね^^;;;
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種です~
at 2010-05-29 21:58
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こんばんは~
今回もまゆみさんと一緒に旅してる気分でずっと読ませていただいてます^^* でもいつも思うけど まゆみさんの旅っていつも素敵な出会いがあるんですよね。 まゆみさんの人柄がそれを作り出している~って感じだな♪ そして善徳めぐりをするとは聞いていましたが 単なるロケ地めぐりではなくて ちゃんと史跡をめぐる旅・・・・トンマンの本当のお墓に感激しましただ~~!
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andegenni at 2010-05-30 18:32
種ちゃん、안녕♪
もっともっと史跡を回りたかったんだけど、足が自転車ではこれで 精いっぱいかな?時間がもっとあれば、離れた場所も候補で調べては あったんだけどね^^; 出会いは・・・なんなんでしょうねぇ?今回も素敵な出会いがあって 自分でも嬉しかったですが、作り出してるってことはないと^^;;; 現地の人との触れ合いが一番嬉しいので、片言だろうがなんだろうが 出来るだけ韓国語で話そうとしてるので、逆の立場で考えてみたら、 日本で、外人が一生懸命日本語を話してくれたら、助けてあげたくもなるし 話もしてあげたくなると思うので、そのせいかと・・・^^;
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のん☆
at 2010-05-30 19:23
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アンニョン^^
今回も、素敵な出逢いがあったんですね^^ 旅の醍醐味というか、まゆみさんの人柄なんでしょうね♪ 何処も、ゆったりと時が流れている様で、 こんな所で、ゆったり、まったり過ごしてみたいです^^ でも、私も貧乏性なので、時間ギリギリのスケジュールで、 キチキチ回っちゃいそうです^^;;
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andegenni at 2010-05-30 22:18
のんちゃん、안녕♪
はい、偶然だけど、嬉しい出会いでした^^ こういうことがあるから旅って楽しいよね^^ 人の一世代って、重なるから30年単位くらいじゃない? 新羅のような昔の時代に触れると、人がどれだけ入れ替わっても 変わらずに残っている遺跡ってすごいなぁと思うわ^^;
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at 2010-06-01 01:12
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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andegenni at 2010-06-01 01:25
鍵コメ様、メールを送ってありますので・・・
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